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基本設計や概算が決まったら、次のステップ「実施設計」に進みます。
実施設計でかかれる内容は、主に工事をするための指示となる内容なので
建築主が図面を読み取るのは難しいと思います。
しかし、実施設計でかかれる細かい内容で家のよしあしが決まるので
分からないところは設計者とよく相談して決めていきましょう。
実施設計の注意点
実施設計ができあがったら、工事契約に進むためにしっかり内容をチェックしておきましょう。
実施設計図は読み取るのが難しいと思います。
そこで、分からないところは設計者によく教えてもらい、確認しましょう。
○ 配置図
・方位(日光の入り方、風の流れ)
○ 平面詳細図(平面図をもっと細かく書いたもの)
・主にキッチンや洗面所、トイレなどの水周りの広さ、寸法、家具の大きさなど
・ドア、窓などの建具の大きさと種類
・階段の段数、幅
・備品などの取り付け位置
・ピアノを置く場所などの床補強、または床点検口・床下収納などの開口位置
・手持ちの家具などがきちんとおさまるか(搬入路も含めて)
○ 展開図(部屋のそれぞれの壁面を見た図面)
・ドア、窓などの建具の大きさ・高さと、建具周辺の家具などとの関わり
・エアコン取り付け位置、カーテンの取り付け位置など
・天井、棚などの高さ
・手持ちの家具の高さがきちんとおさまるか
○ 建具図、建具表
・建具の素材、塗装、ガラスの有無、ガラスの種類
・建具の形状
○ 矩計図・かなばかりず(断面図をもっと細かく書いたもの)
・高さ関係
・断熱材の取り付け位置
○ 設備図
・水栓がある場所と、給湯まで必要かどうか(お湯が出ないと困りますね)
・照明器具の取り付け位置と、スイッチ位置
・コンセントの個数、TV、電話、LANなどの位置
・外部の水道、照明、コンセントの位置(忘れがちです)
・それぞれの設備機器の種類と取り付け位置
リンク/見積を見るときの注意点
見積もりは素人ではなかなか全て把握するのは難しいものです。
設計者が施工者と別の場合は設計者がチェックしてくれます。
しかし、その金額を払うのはご自身なのですから、設計者任せにしないで、分からないことは質問するなど、なるべく理解するようにしましょう。
☆ 合計金額に間違いがないかみる
→各項目ごとに単なる入力ミスなどがないか確認しましょう。
☆ 金額の書き方に注意
→例えば○○一式というのは、材料費、運搬費、施工費などが含まれています。
あまりに○○一式が多いのは、金額の内容を不明瞭にしていますので、
納得できない場合は内訳について説明を求めましょう。
見積書は契約の際に、この金額で契約しましたという証明になる書類です。
見積もりが予算をオーバーし、コストダウンしたい場合は、工事の請負契約をする前に設計変更し見積もりも変更してもらい、それを基に金額交渉しましょう。
たしかに、見積もり書は見積もりでしかないのですが、やはり契約後に割引してもらうことは難しくなるのが現状です。