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古くなった家を建て替えてしまうのではなく、
そこにある古い家の姿を利用して、別の美しい姿に変えるのは素敵なことです。
ここではリフォームに関するお話を紹介します。
リフォームの落とし穴
最近、リフォームの現場を見かけます。
リフォーム時代になってきたんだなと思います。
ちょっとしたリフォームなら、工務店にじかに頼むのが普通かもしれません。
ここで、注意したいのが、工務店の人は"工事のプロ"ではあるけれど、
"設計のプロ"ではないということ。
家はトータルで考えないといけません。
「風呂を広くしたいから、柱を抜いた。
だって、工務店の人が大丈夫って言ったから・・・。」
なんて話があります。
設計士がきちんと構造的にも捉えて柱を抜いたのなら良いのですが、そうではない場合もあります。
勝手なリフォームが原因で、家の耐久性が落ちることもあるのです。
やはり、小さなリフォームであっても、一度建築士に相談することをおすすめします。
食の安全と同様、住まいの安全をどうやって守っていくのかということを、念頭に置き、
リフォームや新築の際は、信頼できる設計者、施工者を選ぶ目を持つことが肝心です。
専門知識がなくても、できることは説明を求めること。
いい加減な説明をする業者は、選ばないことが一番大事です。
そして、今から家をたてる人は、将来のリフォームのしやすさを考えて、 家作りをすることをおすすめします。
(2008/10/01)
水まわりのリフォーム
よく家の長寿化をめざして
強度を上げて
換気の機械をつけて・・・
という、宣伝文句をうたう住宅建設会社・ハウスメーカーがありますが
実は家の耐久年数より、設備機器・配管の耐久年数の方が短いのです。
ですので、キッチンやお風呂のみのリフォームをされる方が多いでしょう。
その時注意しないといけないのが
「配管」
耐久年数の短い給排水の配管などもリフォームと共に取り替えたり、
接続部分のトラブルがないかチェックが必要なのですが
既存の配管に適当に接続して、キッチンやお風呂が表面上だけきれいになっている状態だと、
水漏れやカビ発生の危険もでてしまいます。
リフォームによって表面上はきれいになっても、
建物自体の価値を下げてしまっては意味がないですよね。
安価にキッチン取り替えできます!
という宣伝文句には十分気をつけてくださいね。
きちんと現状の配管をチェックして、接続をきちんとして、
またその説明をしてくれる業者さんであるか確認しましょう。
(2008/10/09)
リフォームで古きよきものを生かす
古くてきちんと維持されているものは、歴史を積み重ねた美しさがあります。
新しいものでは到底かなわない、安らぎを与えてくれます。
私たちが、歴史の刻み込まれたその建築に魅せられるのは、
その建築を構成する素材と人間の技術の集積をみるからだと思います。
そう言えば、学生時代の友人の家は100年以上も前から建つ京都の町屋でした。
「古くて使いにくいよ〜」と言っていた友人でしたが
その古さとその趣はなんとも言い難い落ち着きと美しさを兼ね備えていました。
私たちのまわりにある、古くからある風情のある建物(寺や公共施設、教会)は
定期的にメンテナンスをしています。
そこまでの古さを今現在の新築住宅が残すことは難しいのですが、
(新建材、をたくさん使っている家が多いですからね)
それでも古さを美しさに導く基本は
「メンテナンス(=手入れ)」
だと思います。
よく、宣伝文句に「フリーメンテナンス」「メンテナンス不要」
という建材や住宅を見かけますがそういう建材は「古きよきもの」に導くことができない気がします。
やはり適度に適切なメンテナンスをすることが、
家の維持に一番効果があると思われます。
メンテナンスをするのって大変だな〜
と思われるかもしれませんが、
本当に必要な時期に、塗装替えをしたり、屋根の補修をしたり、
状態の悪い場所を直したりする、という意識を持っていたら良いのですよ。
そのためには、長期的にお付き合いできる施工者と知り合うことが一番の近道かもしれませんね。
(2008/10/14)