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中古住宅を買おう
中古住宅の建物は築20年ぐらいで、資産価値が0になるとも言われています。
「土地の環境」+「住むのに十分な建物」を気に入れば、
新築の場合よりも比較的安価に家を購入できるといえるでしょう。
土地の環境
基本的には新築の場合と変わりありません。
ただし、建替えを視野に入れると、以下の場合、同じ面積の住宅が建てられないことがありますので、十分注意してください。
増築されている場合
増築する際に確認申請を受けていないものは、違法建築の場合があります。
住宅ができた後で、法律が変わっている場合
これは、既存不適格といいます。
その住宅が建築されたときは法律に準じて建てられているので、問題はありませんが、建替えのときは、現行の法律が適用されます。
住むのに十分な建物
住むのに十分な建物ってどんな建物なのでしょうか?
「予算が厳しいから、中古に・・」と考えていても、ここのところを見誤ると、新築と同じくらいの費用がかかることがあります。
「大誤算!」とならないように、しっかりとチェックしておくことが大切です。
中古住宅の選び方について、見てみましょう。
■ 中古住宅選びのチェックポイント (木造住宅)
築年数
- 確認申請に耐震基準が施行された1981年以後に建てられているか?
増築がされていないか?
- 増築されている場合、増築部分ともとの住宅の継ぎ目がきちんと施工されているか確認しましょう。増築部分がきちんと施工されていないと、地震のときに建物が別々に揺れて、すきまができてしまう恐れがあります。
- 増築の際に確認申請を受けていないものには、違反建築もありますので、注意を。
リフォームしやすい家か?
- 木造の在来工法が最もリフォームしやすい家といえます。2×4(ツーバイフォー)は大幅な間取りの変更を伴うリフォームには不向きです。
建物の状態はよいか?
- 基礎に大きなひびがないか?
→表面の小さなひびは問題ありませんが、大きなひび割れは不同沈下などの可能性があります。 - 建物の四隅が通し柱になっているか?
→構造的な最低基準としてみてください。
特に1階にガレージを設けている場合は、
構造的にバランスよく耐力壁が設けられていないことがあります。 - 建具・サッシのたてつけは正常か? →柱などがゆがんでいる場合があります。
- 床下を見て、構造体が腐ったりしていないか?
また、床下に土の部分がないか?
→床下が乾燥していないと、シロアリ被害の可能性もあります。
→床下に土が剥き出しの場合は、湿気が溜まりやすいので、
十分に構造体の確認が必要です。 - 天井裏をみて、天井の断熱材はきちんとすきまなく敷き詰められているか?
→断熱材は隙間なく敷き詰めることが基本。
天井裏の断熱材がきちんと施工されていないのであれば、
壁の断熱材もきちんと施工されているか心配です。 - 壁や天井に雨漏れや、結露の跡などがないか?
これが基本的なチェック項目です。
基礎、構造に関して問題点がある場合は、補修工事にかなりのお金がかかります。
中古建物を使用せず、すぐに建替えを考えている場合(解体・撤去費が必要)
を除いて、別物件を探されたほうがよいでしょう。
■ 中古住宅選びのチェックポイント (マンション)
築年数
窓の大きさ・数
マンションでは戸建の住宅のように、窓を増やすリフォームはできません。
ですので、窓の大きさ・数は十分か、確認して下さい。
ペアガラス
マンションは気密性がよいため、単層ガラスのサッシでは結露に悩まされることも。 ペアガラスかどうか確認を
水廻りの配管劣化
管理を見る
共用部分の清掃状況がきちんとされているか?
共用部分を見る
防犯上の対策がきちんとできているか? 外階段などは、外部から入れないように、2階部分に柵などが設けられているか? 防犯カメラなどの対策はされているか?