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快適で安心できる住まいになるはずだったのに、暮らし始めたら体調が悪くなった・・・。
そんな悲しいことは避けたいですよね。
ここでは、シックハウスに関する話と、自然素材に関する話を紹介します。
シックハウス症候群とは
シックハウス症候群とは、建材や家具、塗料などに含まれる化学物質が空気中に気化することで、室内の空気が汚染され、人体にさまざまな影響を及ぼす病気のことです。
現代の住宅は高気密になり、室内空気中の化学物質が蓄積されていきます。
化学物質が吸った人体に蓄積されていき、許容量を超えると、発症するといわれています。
症状はめまい、頭痛、目の痛み、咳、鼻水など、その人によってもさまざまです。
■ シックハウス症候群に関する法律
シックハウス症候群が問題となり、建築基準法でもシックハウス症候群に関する規制が整備されました。
しかし、この規制は内装材とその下地材、家具などに限られており、構造材や断熱材には規制がありません。
しかも、シックハウス症候群を誘発させるといわれる化学物質が含まれるとされる建材を一切使用しない(クロルピリホスなどは一切使用不可)、というわけではなく、面積によっては、使用も可能です。また、トルエンやキシレンなどは海外では発がん性があるといわれているものに対してはあまり規制が厳しくありません。
■ F☆☆☆☆って?
F☆☆☆☆(Fフォースター)は、JIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務づけられている、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。
壁紙「JIS A 6921」規格における改正のポイントは4項目あり「ホルムアルデヒドに関する基準取り決め」が主な内容となっています。
F☆☆☆☆と表示されている建材や内装材だけが、建築基準法によって使用量が制限されません。
F☆☆☆やF☆☆になると条件付きの使用や使用量の制限があり、F☆のものは内装材としての使用は禁止されています。
自然素材を使おう
人間にとって、優しく、クリーンな建材はやはり自然素材です。
無垢のフローリングや塗り壁などは、空気の温度や湿度によってそれ自体が呼吸し、室内環境を保つのに役に立っています。
自然素材は古くなっても、風合いになりますし、フローリングを裸足で歩く時の素材感は最高です。
化学物質が多く含まれるものの多い塗料や接着剤は自然系のものを選ぶようにしましょう。
かつての日本の家は、壁も土壁でしたし、木はすべて無垢でした。
自然素材で作られていたのです。
しかし、現代では、化学物質に関わらないでいることのほうが大変な時代・・なのです。