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人が集まる家
人と集うのが好きな人の場合、住まいが何もしなくても人は集まりますが
居心地がよく、気配りのできた家には人も集まりやすく
集まった人たち皆が心地よい時間を過ごすことができるでしょう。
人が集まる家、って「どんな住まい」?
ここでは住まいからの視点で、人が集まりやすい家について考えてみたいと思います。
お客様への配慮
お客様を迎えるために、住まいの中でどんな気配りをしたら良いでしょうか。
その気配りがお客さまにとっての「居心地の良さ」につながる点を考えてみましょう。
■ お客様への配慮:水周り
人が集まる家というのは、住まい手の性格によるところが大きいものですが、
住まいにも少し配慮をしてあげると、お客さまは気兼ねなく過ごせるしょう。
一番気になるところは、お客様が使うことが多い
トイレ、手洗いです。
トイレはいつも清潔にしておきましょう。
洗面所とは別に、手洗い器を設けておくと、家族のプライベートな部分を見せずにおくことができるので、
おすすめです。
玄関脇、トイレ横などに手洗い器を設けると、子供が帰宅して、すぐ手洗いするのに便利ですし、お友達が来た時も便利です。
また、生活観のあるものと言えば、物干しやごみ置き場。
室内から見えにくい位置にもうけるなどの配慮も必要ですよね。
特別に客間を設けない家はリビングが客間になることもしばしば。
ダイニングとリビングは別にする、または仕切れるようにしておき、
廊下から、キッチンやダイニングを通らずにリビングにアクセスできるように計画する
などの配慮もあらかじめ考えておきましょう。
また、客間を設ける場合は、お茶をだしたり、食事をだしたりしやすいように、キッチンからのアクセスを確認しておくことも重要です。
<09/02/04更新>
■ お客様への配慮:収納
普段からきっちり片付けを実践している方もいらっしゃいますが、
「お客さまがくる!片付けないと・・・」というお宅も多いですね。
お客さまを迎えるリビングなどの横に納戸やフリールームがあると
そんな時にさっと隠してしまえるので、とても便利ですが、
スペースがとれない場合は、普段から余白のある収納づくりが肝心です。
子供が小さいうちはリビングで遊ぶことも多いもの。
リビング周りにある収納の下部は子供に提供して、
おもちゃを収納するスペースを普段からつくっておきましょう。
子供のお友達が来たら、さっとおもちゃが出せるけど
帰るときにみんなでさっとお片づけして
あ〜、キレイに片付いたね!と言える収納があったら
子供のお友達も、ママ友も招待しやすいですよね。
これは招待される側も同じ気持ちでしょう。
<09/02/19更新>
■ 客間は必要?
一昔前の日本の家の多くには、玄関横に応接間(客間)がありました。
しかし、今は応接間を持つ家が少なくなってきていると思いませんか?
きっと、毎日そこで過ごす家族の生活を豊かにする空間を望むという方が多くなってきたのでしょう。
家族形態の変化や、敷地の狭さ、喫茶店やレストランができたことでお客様を迎える場所が変わったこと、などの時代の変化で
"家がお客様への配慮としてしつらえるもの"が変化してきたともいえます。
家の中に、ただお客さまを迎えるための一室を作るのではなく、
「家族の暮らしを豊かにする空間」にプラスαとして
「お客さまが来た時に対処できるということを付随した空間」を設けてはいかがでしょうか。
例えば・・・
1)玄関を少し広めに取り、ちょっとしてお客さんに対応できるカフェテーブルなんかを置けるスペースを作る。
→近所の人や営業のなどの人がよく来るおうちにはおすすめかも。
靴を脱がないでいい分、気兼ねもないですから。
最近は怖い事件も多いですし、あんまり知らない業者さんとかはおうちに入れたくないですよね。
2)サブリビングをつくる
→例えば、2階に家族のサブリビングを作っておくと
お客さんがきて、子供たちがリビングに来づらい場合でも、部屋にこもる必要がないですよね。
小学生以上の子供たちなら、「2階のリビングで勝手に遊んでおいで〜」
なんていうこともできますよね。
<09/03/05更新>
■ リビングにお客様を迎える
客間を設けない家では、お客様はリビングに通すことになるかと思います。
「子供を個室へ直行させない」ということでリビング階段を採用している家は多いのですが、
その時気をつけたいのが、階段の位置関係です。
お客さまが来ているときに、「他の家族がお風呂に入りづらい」いう問題が起きてしまうことも
想定してみたほうがよいでしょう。
また、意外と見られたくないのがダイニング。
食事中に、身内や友達以外の来客が来たら、ちょっと抵抗あるかも・・・。
通常は一体化して利用することが多いでしょうが、ダイニングとリビングを建具で仕切ることができれば、
お客様によってはダイニングを仕切ってプライベートな部分を見せなくても済みます。
泊まりのお客さんがいても、仕切ることができれば、一部を寝室として利用することができますよね。
最近のお宅では、客間を設けない家が増えてきていますので、フリールーム的にリビングを使うケースも多くなります。
様々なシュチュエーションを踏まえて、家づくりを考えて見てくださいね。
<09/04/13更新>
家族が集まる家
家族のコミュニケーションをとりやすい、家族が集まりやすい家とは!?
■ 家族が集まる場所と個人の場所
携帯やパソコンなど、家にいながら、世界中とつながる時代ですから、
実体験として、人に接する、気配を感じることが、重要だと思います。
都合のよいものだけ選んであとはスルー、ということができないことは、実体験でしか生まれないのではと思います。
また、人のぬくもりや笑顔、表情などに接することは人間の生活にとって「かけがえのないもの」ですよね。
「家族が集まる家」は、やはり
家庭内で集まる場所と個人の場所との空間をどのようにとらえるか。
家庭内で集まる場所といえば、リビングやダイニング!
家族でお料理するなら、キッチン。
アウトドアライフを楽しむなら、テラスやデッキ、中庭。
個人の空間といえば
寝室、子供部屋ということになりますよね。
これらの空間の面積配分もとっても重要だと思います。
家族が集まる空間はできるだけ、明るく居心地のいい空間にしたいものです。
面積的に限られたお宅は多いですから、吹抜や庭などと連続させることで、
視覚的広さや空間の豊かさを演出することも必要だと思います。
一方、個室はプライベートな部分。
子供部屋は、あまり広くしすぎず、個性を尊重するコーディネートをしてあげましょう。
<09/04/20更新>
■ 家族が集まる目的
集まるには、目的があります。
同じ目的か、異なる目的か理由は様々だと思います。
食事などは家族全員でするから、同じ目的です。
一緒にテレビを見よう!とか、ゲームをしようという場合もあるでしょう。
でも、実際生活の中で、時間的に考えてみると、家族全員が同じ目的をもって集まることのほうが少ないのではないかと思います。
「同じことをしていなくても、一連の空間に居る。」
このことがとても重要です。
一連の空間をつくるには
「集まる場所と個人の空間をどのようにつなぐか」
ということをよく考えてみる必要があるでしょう。
これは、家族個人個人のの距離感にもつながります。
つなげ方としては・・・
・近接させる
・空間(リビングやファミリー書斎)を介してつなげる
・廊下などを介してつなげる
・ドアの有無
などがあります。
<09/04/30更新>
■ 集まる場所と個人の空間のつなぎ方
「一連の空間をつくる」ための
「集まる場所と個人の空間のつなぎ方」について
ひとつひとつ見て行きましょう。
「近接させる」 では
子供部屋などの個室を、直接リビングに面して配置して
普段は扉を開けて一体化して利用しちゃうなんていう方法もあります。
「空間を介してつなげる」 では
中間の共用空間、ファミリー書斎や読書スペースなどを設けて
その空間に面して個室を配置する方法もあります。
「廊下などを介してつなげる」
では、共用空間から直接個室に入るのが抵抗ある場合
廊下をリビングの吹抜けに面したり
ちょっと広めで共用空間となる廊下を作ったりして
やんわりと個室とリビングなどをつなげる方法があります。
「ドアの有無」
これは上記の場合も言えますが、扉を半透明にしたり
引き戸にして普段はオープンにしておけるなどの配慮したり
また部屋と廊下などの間に窓をつけたりする方法もあります。
そうすると個室にいても共用空間とつながります。
いろいろな方法がありますが、お互いを感じあいながら家族が心地よく過ごせたらいいですね。
<09/05/14更新>