【 家づくりをはじめよう/コラム 】

基本設計の詳しい話

基本計画でこれから建てる家の方向性がつかめてきたら、もう少し具体的な建物の姿を決めていきます。

家の全体像をこの「基本設計」で決めていくのですが
この基本設計の段階で間取りや仕上げ、設備や構造、そしてスケジュールと予算を整理していかないといけません。

後で内容を変えていくと、設計や工事の手間がかかり、時間がかかってしまう原因となるので、 少し時間をかけてでも、基本設計の内容はしっかり詰めていきましょう。

図面はプロに任せて!

よし!家づくりをするぞ!!

想いも強まって、希望を図面にしてみよう!
○○ちゃんは6帖南向きの部屋で、和室は6帖で、主寝室はウォークインクロゼット付で・・・
書いてみると、上下のバランスが悪かったり、面積が大幅にオーバーしたりします。

やはり、最初の図面はプロに任せましょう。

無駄な空間を作らずに、バランスの良い家を考えてくれるはずです。
希望を図面に書いていくのは、最初の図面を見てからで良いでしょう。

模型の大切さ

模型

模型は必ず作ってもらいましょう。

紙の上では分からないことも、立体的になると見えてくることがたくさんあります。

プロの建築家でも模型をつくって、いろいろなことを把握するのですから、 建築の素人が図面だけでいろいろなことを把握するのは難しいことです。

ここでお互いに確認しあわなくては、工事途中で「こんなはずじゃなかった!」と思うことになりかねません。

設計事務所では模型を作るところが多くあります。
通常は作らないというところでも、依頼すれば作ってくれると思います。
多少費用がかかってもつくってもらったほうがベターでしょう。


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基本設計のチェックポイント

基本設計ができあがったら、次のステップに進むためにしっかり内容をチェックしておきましょう。

○ 配置図

・方位(日光の入り方、風の流れ)
・接道状況(道路から車、自転車、徒歩でアプローチしやすいか)
・隣地との関係

○ 平面図

・希望の内容(部屋数、広さ、位置など)が反映されているか
・十分な収納があるか
 → リンク/収納の話 〜住宅設計時における収納のチェックの仕方
・むだな動線がないか(スムーズに家事、部屋の移動ができるか)

○ 立面図

・外観、屋根の形、バルコニーの形
・窓等開口部の大きさ、位置の確認

○ 断面図

・上下階の関係、それぞれの階の床高さ、天井高さの確認

○ 仕上表

・希望、打ち合わせ通りの仕様になっているか
・外部仕上、内部仕上、備品・設備機器の確認

○ 概算書

・予算と大きく離れていないか
・設備にコストがかかりすぎていないか
・別途工事となっている内容の確認

○ 工程表・概要書

・工事の場所、工事期間、建築主の名前など


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