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コストダウンしたい!
家には大きなお金がかかるもの。
予算がなくても、やっぱり自分の思い通りの家にしたい!
ここではコストダウンの方法についてお話したいと思います。
コストダウンを図るには、住み手自身が積極的に行動することも必要になってきます。
住宅全体の計画をみなおす
プランを見直し、コストダウンをするための考え方は
・ 使用する建材を少なくすること
・ 職人さんの手間を省くこと
の二つ。
住宅全体の計画を見なおすことでコストダウンを考えて見ましょう。
■ プランは整形に
プランは長方形などシンプルなかたちにすることで内壁、外壁の面積を減らす | → | 内壁と外壁の仕上材、構造材、断熱材などが減ります |
屋根の面積を減らす | → | 屋根の材料が減ります |
屋根の形状をシンプルに | → | 軒樋、たて樋が少なくなります |
■ 建具を減らす
部屋を区切る方法は建具だけではありません。
段差で区切る、床の仕上げで区切る、垂れ壁で区切る、などいろいろな方法で区切ることも視野に入れて考えましょう。
■ 窓を減らす
小さな窓2つより、大きな窓1つのほうがコストダウンになります。
また、窓のサイズも規格サイズにほうが安価。
ただ、画一的な家になってしまいがちなので、場所によって、使い分けることが大切。
■ 仕上げを変える
内装、外装の仕上げを変えることを考えて見ましょう。
フローリング、外壁の仕上げなどは面積が大きいので、単価が少し下がるだけでも大幅なコストダウンが可能です。
仕上げ材を選ぶときに、いろいろな材料を見比べると、やはり高いものに目がいってしまうもの。
しかし、実際に暮らし始めると、あまり気にはならなくなることもしばしば。
よく使う部屋はこだわる、あまり使わない部屋はこだわりを捨てるという風に割り切って。
■ 仕上げを下地材のままで
壁の仕上げをなくし、合板に塗装する、タイルを貼らず、コンクリートのままにする、などの手間を省きましょう。
■ 設備を変える
住宅の設備、風呂、便器、洗面器、キッチンなどを見直してみましょう。
特にキッチンの価格はピンからキリまで。
設備の機能はできるだけシンプルな機能のものに変えてみましょう。
いろいろな機能がついていても、実際使わないってこともよくある話です。
また、家電製品にも言えるように、やはり新しい機種は高く、古い機種は安いものです。
新しい機種もいつかは古い機種になるのですから、安い方に変えてみては。
分離発注
建築にはいろいろな工事種別があります。
工事ごとに業者に直接発注することを分離発注といいます。
いわゆるマージンを省く、産地直送のようなものです。
工務店はいろいろな工事の統括をしていて、そのマネージメントが仕事ですから、そこにもお金がかかっていることは当然。
分離発注することで、そのマネージメントの費用をコストダウンできます。
この場合、設計事務所が施工図面をかいたり、建材を発注する仕事を行うことになりますから、分離発注に対応してくれる設計事務所であることが必須です。
設計事務所にはその分の費用が発生しますが、それでも、おおきなコストダウンになります。
トータルのお金の管理や業者への支払いなどは、建築主自身が行います。
施主支給
完全な分離発注ではなく、部分的にものだけを、施主支給するという方法もあります。
インターネットのサイトでは、施主支給向けのサイトもありますから、それを利用してもよいですし、品番などにこだわりがなければ、トイレの便器などはホームセンターのほうが安価で購入できる場合も。
照明器具は、大型の家具屋さんなどで購入する場合の方が安い場合もあります。
セルフビルド
建築工事のうち、大きな割合を占めるのが、職人さんの手間代。
家族がみんなでペンキを塗る、壁を塗る、
タイルを貼る(トイレの壁などの小さな面積であれば)など家づくりに参加することでコストダウンが図れます。
少々、うまくいかなくても自分たちが住む家だから、愛着も湧きますし、いい思い出作りにもなりますね。